これからの時代に必要な学びとは?
皆さん、こんにちは。
算数の伝道師ヒパヒパこと、
あるこ塾代表の中村です。
令和になって早2か月、初の投稿です。
家に送られてくる公共料金の明細が「平成」から「令和」になり、
令和になったんだな、とようやく強く実感しました。
様々なイベントがテレビやネットを通して入ってきていましたが、
私自身が直接体験するようなことはなかったわけです。
ところで最近、久しぶりに哲学書を読みました。
日本語で書かれた哲学書です。
「哲学の歴史が大きく変わっていくきっかけになるだろうな」
と思うような名著でした。
とは言っても、変化が表れてくるのにはまだしばらくはかかるでしょう。
良い哲学書を読むと、
その筆者の発想や思考の鋭さに感心するとともに
一種のジェラシーを感じます。
なんでこんな頭ええねん、どないなっとんねん、と。
大学院にいるときも同じような感覚をおぼえて毎日苦悶してました。
じっくり理解しながら進みたかったので、
1か月以上かけて読みましたが、
じっくり読んでいても細かい内容はぽろぽろこぼれていきます。
もっと理解したいので、今2周目を読んでいます。
もっと理解して必ず自分の血肉にしてやる!
というように子供たちも思って日々勉強してくれればいいですね。
いや、きっとそうしているでしょう。
さて、記事タイトルの
「これからの時代に必要な学び」についてですが、
これは非常に重要ですが、難しいテーマです。
私が物心ついた頃とはあまりに時代が違うので、
身の回りにあるおもちゃや、目にするものも全く違います。
とは言えまだ家庭にはテレビや電話がありますし、
「家政婦いらずのAIロボットは一家に一台」となるまで
まだ10年くらいはかかりそうな感じです。
「ロボットに仕事が奪われる!」と
言われ始めてしばらくたちますが、
それはすでにじわじわと現実化してきています。
キオスクのレジはどんどんセルフ化され、
単純な作業だけでなくかなり複雑な知的作業まで
機械がやってくれるようにどんどんなってきています。
これはロボットによる人間の労働侵略というような
ネガティブなイメージでとらえられることが多いですが、
恐らく、これからの約10~30年で
「人間の再定義化」が行われようとしているのだと思います。
ロボットがどんどん人間に似てくる一方で、
「人間は人間を求めずにはいられない」ので
「人間とは何か、人間にしかできないことは何か」ということが
必然的に浮き彫りになってきます。
そのような一見すると哲学的な問いに
明確な答えを出せた者だけが最終的に生き残る、
というわけではもちろんなく、
「自分の周りや世の中の人間が何を言おうとしているか、何を求めているか」
ということを理解するベースの読解力や理解力が
より強く要求される時代になってくるはずです。
少なくともそうでないと、
これから起こってくる変化に対応していくのが難しいと思います。
(ただし幼少期を過ごしている子供たちにとっては、「社会の変化」よりも
「成長しながら社会を理解していく」という側面が強いでしょう)
関東の中学受験の変化が今徐々に起こっているとすれば、
このベクトルで考えておいてまず間違いはないだろうと思います。
それでは今日はこの辺で。
夏休みのイベントのお知らせも兼ねて、
また近いうちに投稿します。
最後にポチッと、応援よろしくお願いします。