避けられない問題（その２）と重要なお知らせ
こんばんは、算数の伝道師ヒパヒパです。
しばらく空いてしまいましたが、今回はちょっと長めの記事です。
前々回の記事の最後は
「だから弱点補強のための問題ピックアップや、
場合によっては
その子にとって最適な類題をその場でパッと作ったり
問題を選んでプリントを用意することのできる
個別指導塾や家庭教師がいれば、
それが最高の講師と言えるでしょう。」
という所で終わっていました。
しかし、それはあくまでも対症療法的なお話です。
つまりお尻に火が付き始めたときのお話。
この塾業界で12年ほど子ども達に教えてきて思うのは、
「賢い子はだいたい元から賢い」ということです。
いや、そりゃ両親とも東大だったら子どもも賢いとか、
そういう話をしたいのではありませんよ。
（しかも実際そうとも限らないみたいです）
「元から賢い」というのは、
「生まれたときから頭が良い」という意味ではなく、
「賢くなる準備が出来ている」という意味です。
ここでひと息、ポチッとお願いします。
「子どもはみな天才」という言葉がありますね。
これは一つの真実だと思います。
遺伝などの個体差はさておき、
子どもは皆誰でも賢くなる素養を持っていると私も思います。
ただ、小さい頃からその能力をうまく引き出して伸ばせるかどうか
その能力が最大限開花できるかどうかは、
さまざまな環境要因の中でも
ご両親の責任が一番大きいと思っています。
もちろん、子どもに接する講師たちの責任も大きいのですが。
子どもがグングン賢くなるための必要条件は、
３つあると思います。
①．知的好奇心を持ち、学ぶ楽しさを知っている。
②．成長と能力に合った良い学習環境が用意されている。
③．自分ができないことから逃げない辛抱強さ、諦めない粘り強さがある。
先ほどの話で言えば、だいたいの子ども①はクリアできているはず。
しかしこれがかなりピンキリです。
そもそも例えば、
勉強が「好き」な（勉強が「できる」ではなく）パパ・ママに育てられた
子どもは勉強を苦だと思っていません。
遊び感覚で勉強できちゃいますから。
しかし、
「それができないから塾に預けるんでしょ」という
意見はごもっともです。
それが私たち教師・講師の仕事でもあります。
そもそも教師や講師は、
自分の担当科目が好きで好きで仕方ないはず！
ですし、それが子ども達にも伝わるくらいのはず！
それはまあ当然としても、②が問題です。
特に、②は塾や学校選びを間違うとアウトです。
それを自分で見極める目を持っている子はあまりいません。
もちろん、「子どもが楽しく機嫌よく通える」というのも
非常に大事な要素ではありますが、
それが成績上昇に直接つながるかどうか……。
特に大手塾であればあるほど、
実績の数字は良くても母体数と比較してどうか、
各校舎の実績を見たときにどうか、
ということも考えなくてはいけません。
私は、３年半ほど家庭教師（個別指導）に専念して、
どうすれば子ども達が一番無理なく伸びていけるかを
考えてきました。
集団授業に比べてかなり高額な家庭教師を依頼されるということは
ほとんどは中学受験や大学受験を考えていて、
伸び悩んだり志望校に迷ったりして困っているわけです。
そしてその悩みを解決するのが私達の仕事。
これは、間違いありません。
しかし同時に多くの場合に感じるのは、
「こうなる前にもう少し早く預けてくれれば・・・」
ということです。
これが私の避けられない問題です。
しかし今更それを言っても始まらない。
親御さんたちは塾を信じて預けていたわけだし、
もうちょっとだけ我が子を信じて様子を見てみよう
という気持ちもよく理解できます。
あとは基礎固めを大急ぎでやりながら志望校合格に向かってひた走るのみ。
それでもちろん多くは満足できる結果が得られましたが、
残念ながらすべてがそうではありませんでした。
もっと早くから責任を持って子ども達を育てられるシステムを
自分で作らないといけない。。。
と思って早２年が経ちましたが、
ようやくその出発地点にこぎつけました。
2018年2月開校
新小３～小５向けの集団授業と、個別指導を行います。
年内にも説明会を行いますので、
ご興味のある方はお問合せページよりお申込みください。
