楽観論は一度捨てて頭を切り替えよう
皆さん、こんにちは。
自由が丘の算数塾「あるこ塾」の代表、中村です。
またの名を、算数の伝道師ヒパヒパといいます。
いよいよ「緊急事態宣言」が出ましたね。
都内の子どもたちの学校は概ねGW明けまで休校となったようで、
新年度の教科書やプリントの発送など対応は様々ですが
徐々に対応してくれるのを待つしかなさそうです。
大手塾も各塾で対面授業中止や模擬試験の延期や中止が
続々決まっていると聞いています。
「あるこ塾」でも宣言発令の数日前から集団授業をすべて
オンラインor録画授業に切替えてスタートしており、
スケジュール変更も含めた試行錯誤の日々が続いております。
私は録画授業の経験もあったので予想はついていましたが、
録画授業の方が準備や編集を含めて3~4倍の労力がかかります。
オンライン授業ではまだ子供たちの顔を見ながらできるので
進めやすいのですが、それでも明らかにテンポが落ちます。
普段なら全員の手元を確認しながら5分でできる内容でも、
画面越しでは普段通りのスムーズさではできないので
1.5~2倍近くの時間を取られます。
何よりも授業を受ける側である
子どもたちの 学習効率をどう担保していくかが課題です。
正直なところ、私も当初は
「新型コロナウィルス?インフルエンザより大したことないでしょ」
と思っていました。
豪華客船内での流行が取り沙汰されていたときは
「客船内は厳しいけど、隔離してそのうち落ち着くでしょ」と思っていましたし、
つい先々週までは
「大手塾は粘ってるけど、うちはそろそろオンライン授業に切り替える準備をしないといけないかも。でも4月中に少し落ち着いてくれるといいなあ。」
とのんきに思っていました。
でも、
どうやら、
これはもう様子が違います。
根拠のない楽観的な展望は、
すべて一度捨ててしまった方が良さそうです。
楽観的な展望を捨てるというのは、こんな感じです。
※一応断っておきます。
私は算数が大好きで中学受験にちょっとだけ詳しいだけの人間で、
感染症に詳しい専門家などでは断じてありません。
ずぶの素人判断と思って読んでください。
ただ、子どもの学習のことだけは本気で考えています。
①「緊急事態宣言はGW明けに解除されるだろう」?
→国内感染者数がこの2週間で増加し続けるので、GW明けには解除されない。
(※自粛効果でGW明けに減り始める可能性はあると思います)
→学校や塾の通常授業もGW明けの再開は望めない。
(※緊急事態宣言の解除はどんなに早くても6月、遅ければ9月、最悪の場合年内はずっと自粛が続く可能性も充分あると思います)
→自宅での学習スタイルやペース管理を今のうちに整えていくのがベストである。
(※自粛が続く前提で5月末まで2か月分の週単位の時間割と学習計画表を作ることをおすすめします。)
②「日本や海外での感染拡大は気温上昇とともに落ち着くはず」?
→多分落ち着かないでしょう。夏になっても毎年のようにははしゃげないし、好きなお出かけはできない可能性が高い。夏の風物詩ともなっている花火大会や音楽フェスも壊滅するかもしれない。
※気温が上がることで家屋やオフィスの換気が全体的に促進されるので感染拡大抑制に多少の効果はありそうです。
③年末や年明けにはさすがに落ち着いて2021年の入試はいつも通り行われるでしょ?
→日本の諸々も対応が後手後手になっているのは明らかですが、この春の間に体制を整え直さないと夏休みまでぐちゃぐちゃになることは明らかです。
→夏休みがぐちゃぐちゃになることは避けたいですが、最悪そうなってもいいように、例えば本当に極端な話、夏季講習も含めて大手塾の授業スタイルが機能しなくなってもいいように、学習スタイルをよーく考えて再構築した方がいい気がします。
※これについてはまた別記事で触れます。
あくまでも考え方の一例ですが、参考にしてみてください。
なぁんだ、心配しすぎだったじゃーん、驚かさないでよ~
となってくれればいいですが。。。
それはラッキーと思えばいいですよね。
備えあっても憂いは尽きないかもしれないですが、
「備えあれば憂い減」にはできるはずです。
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